医師で糖質制限食の第一人者の江部康二先生が、大豆や健康、漢方などのお話をお届け。

・・・ドクター江部のプロフィール・・・

江部康二

江部康二(えべ こうじ)

医師、財団法人高雄病院理事長。京都大学医学部卒業。
京都大学胸部疾患研究所を経て1978年より高雄病院に勤務。
2001年、受け持っていた糖尿病患者に糖質制限食を取り入れ、患者の血糖値が劇的に改善。これを機に病院をあげて糖質制限食による糖尿病治療の研究に取り組む。
2002年、自身の糖尿病が発覚。以来、自らも糖質制限食を実践、糖質制限食による糖尿病治療を確立。自身の糖尿病の克服のみならず、高雄病院での臨床活動を通じて、糖尿病・肥満・メタボリックシンドローム等に対する糖質制限食の画期的治療効果を証明する。多くの著名人からも絶大な支持を受け、芥川賞作家、宮本輝氏との対談本、「我ら糖尿人、元気なのには理由がある。」は、各界に大反響を巻き起こした。
【近著】
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』(ナツメ社)
『糖尿病・肥満を克服する高雄病院の「糖質制限」給食』など。

第11回 大豆とタンパク質とコラーゲン

江部康二先生ここ数年、日曜日に講演会が入ることが多く、なかなか時間が取れないのですが、予定の無い日曜日は、午後から近所のテニスクラブに向かいます。
週一回のテニス、それもダブルスしかやらない、おじさんテニスプレーヤーの私ですが、毎年7月下旬に夏休みを取り、信州は八ヶ岳山麓、富士見高原にテニス合宿にでかけます。
富士見高原は標高1200mくらいで、軽井沢より涼しいし、何より安いです。このテニス合宿、今年で何と第32回目であり、なかなかギネスブックもので長続きしています。
まあ、テニスの方は、近年は、ほどほど・ぼちぼち・それなりにしかしませんが・・・お酒の量も、若い頃に比べると合宿参加の皆さんも大分減りました。
おかげさまで、反吐を吐いたり、二日酔いで寝込む人も極めてまれとなりました。何事もほどほどが長続きのコツなのでしょうか…。

さて前回、糖質制限食が美容にいいと書きました。
私の患者さんで、糖尿病の改善はもちろん、糖質制限食を実践したら肌がツヤツヤになった、
爪が綺麗になった、髪の毛が太くなってコシがでた、はたまたハゲが治った方が多数おられます。

糖質制限食では、血液をドロドロにする糖質の摂取が少ないので、末端の血流が改善します。
その結果、肌ツヤが良くなり髪の毛のコシが出たりハゲが改善します。

また、タンパク質の摂取量が多くなるのも重要な要素です。
タンパク質は人体を構成する上で大変重要な栄養素で、人体の乾燥重量の3/4を占め、
すべての生物学的プロセスに大切な役割を果たしています。
肌はもちろん、髪の毛、爪、筋肉、内臓、すべてタンパク質でできています。

タンパク質は、20種類のアミノ酸が数十~数千つながってできたものです。
食物中のタンパク質は、消化管でアミノ酸に分解され吸収されます。
食事由来のアミノ酸は、肝臓から肝静脈を経て大静脈に入り、心臓を経て各組織へ送られます。
各組織の細胞では、筋肉や爪などになる新しいタンパク質が、アミノ酸からつくられ、
一方で古いタンパク質が分解されて、アミノ酸として静脈血中に放出され、
大静脈から心臓を経て肝動脈から肝臓に入ります。
筋肉の分解などで血中に供給されたアミノ酸は、肝臓でアミノ酸プールに入り、
糖新生やタンパク合成などに利用されます。
このように、体中ではタンパク質の代謝が常に行われて、人体が保たれているのです。

さてここで女性の皆さんの気になるお話を。
前回、コラーゲンの原料はタンパク質だと書きました。
摂取したタンパク質がアミノ酸に分解され、コラーゲンの原料となります。
このコラーゲン、様々な食品に添加されていたり、サプリメントが出ていますが、
コラーゲンをサプリなどで摂取すれば、消化管でアミノ酸に分解されて吸収されます。
つまり、コラーゲンをサプリなどで摂っても、そのまま吸収されて肌がツヤツヤになるということはありません。

また、コラーゲン入の化粧品を肌に塗ってもコラーゲンは吸収されません。
これらは、牛肉を食べても、筋肉が牛肉にならないのと同じです。
世の女性陣、コラーゲン入りの化粧品やサプリメントが大好きですが、そのようなものにお金を使うくらいでしたら、
しっかりとタンパク質の摂れる食事にお金を使う方が、よっぽど効果がありますよ。

江部康二先生例えば、マルヤナギのグループ会社、だいずデイズさんの「スーパー発芽大豆」。大豆の植物性タンパク質は、動物性タンパク質に近く、消化吸収に優れています。
また「スーパー発芽大豆」は、一般的な水煮の大豆と違って蒸してありますので、この良質のタンパク質が溶け出さずに多く残っています。1袋50gあたりの含有量は7.8gと、約15%がタンパク質です。
蒸してあるのでそのまま食べられて、小袋で常温保存が可能ですから、どこへでも持って出られます。

私は、講演会などの外出先にもカバンに入れて行きますし、外来の合間にサッと食べるのにも大変重宝しています。女性読者の皆さんも、コラーゲンのサプリの代わりに、だいずデイズさんの「スーパー発芽大豆」を是非オススメします。

※参考と引用:医学映像教育センター



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