株式会社だいずデイズ

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第9回 コレステロール値が低い女性は死亡率が高い

東京で行った座談会が好評で、是非関西でも開催して欲しいと嬉しいリクエストを沢山頂きました。
そこで、急遽大阪で糖質制限食の講演と交流会を兼ねたパーティーを開催しました。
糖質制限食治療を実践されておられる関西のドクターの方お二人との座談会に、なんとミニライブまでやってしまいました。

江部先生

何を隠そうこの私、<TURNING POINT>というバンドでヴォーカルをやっておりまして、
毎月1回、第三金曜日の夜にライブを開催しています。
1994年の定期ライブ開始以来、一度も休んだことがないのはちょっと自慢です。

ジャンルはビートルズ、イーグルス、CCR、カーペンターズ、サム・クック、オーティス・レディング、スティービー・ワンダー、キャロル・キング、ベット・ミドラー、クラプトン、ポリス、エルトン・ジョン・・・・そしてサザン・オールスターズ、坂本九、柳ジョージ・・・
要するに何でもありのバンドなので飽きが来なくて長続きしてるようです。
観客の皆さんも、いろんな曲があるので、おおいに楽しんで貰っています。
私の他に女性ボーカルが二人、ドラム、ギター、ベース、キーボード、アルトサックスの、8人編成のグループです。
私がボーカルなのは、つまり楽器が弾けないということですが・・・。

その私と、今回座談会に参加してくださったドクターのピアノ伴奏で、
Imajine (Jhon Lennon)
Stand by me (Ben E. King)
I love you (尾崎豊
の三曲を熱唱、「自己陶酔型ヴォーカリスト」の面目躍如でした(笑)

ちなみにピアノを引いて下さった整形外科医の先生は、数々のピアノコンクールで優勝された腕前をお持ちで、
楽器の弾けなない私からは、カッコ良すぎて後光がさして見えました(笑)

さて本題です。
前回、「コレステロールの真実」として、コレステロールについて書いてみましたが、
巷間言われていることと全く違う内容なので驚かれた方も多いのでないでしょうか。
今回も、これまでのコレステロールについての常識を覆すお話です。

「コレステロール値が低い女性は死亡率が高い」

2011年、「J Epidemiol」という医学学術誌 に、自治医大のコホート研究(※1)報告が論文掲載されました。
これまで常識とされている「コレステロール値が高いと動脈硬化を起こし命に関わる病気を引き起こす」とは正反対の研究結果です。
この自治医大のコホート研究は、12,334人の40~69才の方々を対象に行われた信頼性の高い第一級の研究です。
発表された論文によりますと、「低コレステロール値が高死亡率と関連していた」という興味深い結果となっています。

特に女性においては、

総コレステロール値
第1群:160mg/dL未満群     →死亡率が一番高い
第2群:160~200mg/dL未満群
第3群:200~240mg/dL未満群   →第2群より死亡率が低い
第4群:240mg/dL以上群      →第2群より死亡率が低い

明確に、総コレステロール値が低いほど、死亡率が上昇していました。
すなわち、総コレステロールが高くても心配ないというどころか、高い方が総死亡率が低いことになります。
これを見たマルヤナギO女史、「私は早死するんですね!」と愕然とされていました。
なんでも、検診ではいつもコレステロール値が低いと指摘されるそうです。

では、何故コレステロールが低いと死亡率が上がるのでしょうか?
前回も書きましたが、コレステロールはあらゆる細胞膜の構築に必須の物質であり、
人体にとって必要不可欠な、重要な構成成分の一つです。

特に脳は脂質に富んでおり、人間の脳の乾燥重量の65%が脂質で、
その脳脂質の半分がリン脂質、糖脂質が1/4、コレステロールが1/4となっています。
「総コレステロール値が低い」=「人体を構成する物質が少ない」のですから、
体に様々な悪影響が出て、その結果、死亡率が高もまるのは当然といえば当然です。

ですが、これまでのコレステロールの研究では、
冒頭に書いた通り「コレステロール値が高いと動脈硬化を起こし命に関わる病気を引き起こす」とされてきました。

ところが、過去に行われてきたコレステロールの研究で、
「製薬会社による研究内容の不正」や「製薬会社との癒着研究」、
すなわち薬を販売する製薬会社に有利な研究結果となるように操作されてきたことが明るみにされました。
コレステロール低下薬は、製薬会社にとってドル箱商品だったのです。

そのため、現在では治験や医学論文に対して科学的厳密さがより強く要求されるようになり、
欧米では「コレステロールは低ければ低いほど良い」という従来の立場が大きく揺らいできているのです。

ちなみに、コレステロール値が低いO女史に糖質制限食を勧めたところ、
「どうして糖質制限食でコレステロール値が改善するのか分かりません」と言われてしまいました。
日頃からダイエットしたいとダイエットしたいと言っているO女史、
糖質制限食に必須の大豆を扱う会社にお勤めで、
こんなに糖質制限食を実践するのに恵まれた環境はないですよとお勧めするのですが、なかなか取り組んでもらえません。

次回、糖質制限食でどのようにコレステロール値が改善するのかを書いて、
是非O女子のモチベーションを上げてもらいましょう。

※1)コホート研究…特定の集団や地域の方々の健康状態を、長期間にわたって追跡調査する研究。