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元気のもとは「腸」から

こんには、だいずデイズお客様担当の小松です。
蒸し暑い日が続くようになりましたね。皆様お元気でお過ごしでしょうか。

暑くなってくると冷たいものばかりを食べがちですが、冷たい食べ物・飲み物を摂りすぎると、内臓が冷えてしまいます。
特に「腸」が冷えてしまうと体に様々な不調が出てしまうことも・・・。
そこで今日は皆様に知っていただきたい「腸」のお話を紹介させていただきますね。
(第27号2022年7月発刊)

腸

1.元気のもとは「腸」から

「腸」は食べものを消化・吸収するだけではなく、神経や血管を通じて全身の臓器とつながっています。腸の調子が悪くなると、神経を通じて全身へと伝わっていきます。「だるい」「風邪をひきやすい」など、様々な体の不調は、腸と深く関係しています。

腸イラスト

腸のはたらき

口で細かくした食べものは「だ液」と一緒に食道から胃を通って腸へと運ばれます。

①小腸で栄養素と水分を吸収

長さ6~8mの小腸の内側は「絨毛」と、さらに細かい「微絨毛」という突起でおおわれています。栄養素と8割の水分を吸収し、栄養素は肝臓に送られます。

②大腸で食物繊維などを発酵

長さ約1.5mの大腸では、食物繊維など残ったものを発酵させ、吸収できるものは吸収し、水分をコントロールして残りが便となります。

③直腸・肛門を通って外へ

口に入った食べものが便となって外に出るまで24~72時間かかります。

腸の中にいる「腸内細菌」ってなんだろう?

腸内細菌は約1,000種類、40兆個もいて、腸の壁に住んでいます。その様子がまるでお花畑のように見えることから「腸内フローラ(腸内細菌叢(さいきんごう))」とも呼ばれています。腸内細菌には善玉菌・悪玉菌・日和見菌の三種類があります。日和見菌は気分屋さんで、腸が元気だと善玉菌の味方をして良い働きをし、腸の元気がなくなって悪玉菌が増えると悪玉菌の味方をします。

腸内細菌イラスト

2.食べ物で腸を元気にするためには

腸を元気にする「食べもの」

発酵食品から菌をとって腸を元気に!

ヨーグルトや漬物などの発酵食品に含まれる乳酸菌やビフィズス菌のうち、生きて腸まで届くものは善玉菌として働きます。ただし、ビフィズス菌や乳酸菌はたくさん種類があり、「自分に合う菌」を選ばなければならならないのが難しいところ。合わない菌でも、乳酸菌の作り出す物質が腸内細菌のエサになります。ただし、食べ物からの菌は腸内にすみ続けることはできないため、補充することが必要です。

発酵食品イラスト

食物繊維をとって、おなかにいる菌を元気に!

食物繊維は、ほとんどが消化・吸収されずに外へ出ていきます。いらないもののように思えますが、大切な仕事をしています。食物繊維は便のかさを増やし、余分な脂(あぶら)を外へ出す働きや、消化と吸収をゆっくりにしたり、善玉菌のエサになってくれます。このように、食物繊維はもともと自分の腸内にいる菌を増やしたり、元気にしてくれます。

食物繊維食品イラスト

3.腸を元気にする3つの生活習慣

腸を元気にするにはどうすれば良いのでしょうか?「何を食べるか?」も大切ですが、それだけではありません。

①睡眠

腸は寝ている間が一番活発!ぐっすり眠ろう

腸の働きには、自律神経が大きく関係しています。起きている時やストレス状態では、「交感神経」が優位になり、腸の活動は停滞。寝たり、リラックスしている時は「副交感神経」が優位となって腸は活発に活動します。

寝るイラスト

②運動

適度な運動で血のめぐりアップ!

運動は血流を良くするため、酸素が全身にめぐり、自律神経にも良い影響を与えます。また、運動で腹筋が鍛えられ、便秘の改善も。ウォーキングやストレッチなど、簡単にできる運動から取りくみましょう。

運動イラスト

③食事

規則正しい食生活で腸を元気に!

朝食を食べてから夕食を食べるまでを12時間以内にすると、残りの12時間は胃や腸を休ませることができます。また、空腹時間が10時間以上になると、体の余分な脂肪が分解され、中性脂肪などが減っていきます。朝食を6時に食べたら、夕食は18時~19時が目安です。

食事イラスト

少しの心掛けで腸が元気に!体の中の事なので普段様子が分かりにくいですが、腸を元気にする「腸活」を意識してみてくださいね♪

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