こんにちは、食生活アドバイザーの秋吉です。皆さん「ビーチボーイズ」というドラマをご存知ですか?20年近く前の反町隆史さんと竹野内豊さん主演のドラマで(この2人が最強にかっこいい。笑)、海が見える民宿を舞台に男同士の友情を描いています。このドラマのおかげで夏が好きな季節になりました。
さて、今回のだいずデイズ通信のテーマは、元気と美容に欠かせない話題の成分エクオールについて。薄着の季節は肌の見える面積も多く、艶のある肌や髪、むくみのない体型の人を見かけると、羨ましい…って思ってしまいます。エクオールは女性の頼れる味方!基本的な知識、お勧めの摂り方などなどご紹介いたします。
大豆イソフラボンは女性ホルモン(エストロゲン)に似た働きをする、ということは
ご存知の方も多いのではないでしょうか?
女性ホルモンの中の「エストロゲン」は、20代をピークに減りはじめ、
40~50歳頃に一気に減っていくと言われています。
女性ホルモンが減少すると、私たちのからだは様々な影響を受けます。
減っていくエストロゲンの働きを補ってあげることが大切ですね。
研究は進み、大豆イソフラボンの中の、ダイゼインという成分が消化されるとき、
ダイゼインのまま消化される人と、腸内細菌の作用によって『エクオール』という成分ができて
消化される人に分かれることが分かりました。
そして『エクオール』こそが、大豆イソフラボンの大事な成分だったのです。
つまり、大豆イソフラボンを摂取した際に、腸内細菌がエクオールを作れるかどうかが大切なポイントとなります。
「よし!エクオールを作るために、今日から大豆をいっぱい食べるぞ!」と思った方、
1つ重要なお知らせがあります。
実は、大豆食品を食べて『エクオール』を作れる人と、作れない人がいるんです。
その人がもっている腸内細菌によって、エクオールが作れるか否かが決まります。
日本人女性でエクオールを作れる人は2人に1人の割合。20代の若い人で見ると5人に1人程度です。
これは、小さい頃に納豆や豆腐などの大豆食品をたくさん摂っていると有利になるようで、近年の食生活の変化が影響していると言えるでしょう。
入社当初(3年前)、私も検査をしましたが、見事にレベル1(エクオールを全く作れていない)でした。小さい頃の納豆嫌いが影響したんだろうかと後悔しています。
エクオールが作れるのか否かは腸内細菌の働きによるものなので、すぐに変えることはできません。
しかしある研究で、エクオールが作れないという結果が出た人が、
1年半後に作れない人代表として再度検査を行った際、
《高い値でエクオールを作ることができている》という結果になったという例もあります。
その方は、1年半前に出た結果が悔しくて、毎日大豆食品を摂っていたとのことでした。
つまり、食生活や生活習慣で変えられる可能性があるということです。
エクオールが作れていなかったとしても、毎日続けて大豆を食べることや、
腸内環境を見直すことがおすすめ。
また、大豆イソフラボンは摂取して1~2日すると尿から排泄されてしまいます。
一度にたくさんの量を食べるのではなく、適量を毎日食べ続けるのがコツです。
「蒸し大豆と茄子のマリネ」
暑い夏は食欲が落ちがち。そんなときに作りやすいのが、切って・つけておくだけ・火を使わない!の三拍子がそろったマリネです。低カロリーな茄子を蒸し大豆をマリネ液に漬け込んでおけば、みずみずしい茄子と酸味で夏の暑さも忘れさせてくれます。